アレルギー診療・検査
喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、花粉症、アレルギー性鼻炎や結膜炎、じんましん、湿疹などのお子様の症状を拝見しております。必要に応じて検査も行なっておりますので、ご心配なことがあればまずはご相談下さい。
アレルギーについて
アレルギーとは、体内に入った異物に対して、それを排除しようとする免疫反応が過剰に起こった状態を言います。
人間の体には、もともと体に入ってくる異物(抗原)に対して、それを異物と認識して退治しようとする機能が備わっており、これを免疫と言います。
免疫があるからこそ、人間は病原菌を退治し、健康を維持することができるのです。
しかし、日常生活で避けることが難しいありふれた抗原(=アレルゲン)に対して、不必要に不快な結果をもたらす免疫応答が起こる場合には、これをアレルギーと呼び、具体的には粘膜や皮膚の腫れや、かゆみ、咳くしゃみなどの症状が起こります。
アレルギー反応は、体内に抗体が形成されてはじめて発生しますので、抗原との二回目以降の接触で起こります。例えば、スズメバチにさされた場合、一度目は大事に至らなかったものが、二度目には激しいアレルギー反応でショック症状(アナフィラキシー ショックといいます)が起こり、死に至ることさえあります。また、アレルギー反応が原因の病気には、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、花粉症などがあります。
喘息を代表とするアレルギー疾患
アレルギーといっても幅広く、喘息、食物アレルギー、花粉症、アレルギー性鼻炎、じんましん、アトピー性皮膚炎、薬物アレルギー等多種多様です。
喘息(気管支喘息、アレルギー性喘息等とも言います)は、もともとアレルギー素因があって起こるアトピー型喘息と、そういった素因が全くないのに起こる非アトピー型喘息があり、お子様の喘息はほとんどがアトピー型です。
ただし喘息治療の根本は、症状が出た時だけ喘息発作を抑えるということではなく、常日頃からコントロールしていくことが重要です。
花粉症・じんましん
花粉症について
2~5月頃にかけては、花粉症に悩まされる方も多いと思います。 これはスギ、及びヒノキを抗原としたアレルギー反応です。花粉症は期間が限定的ですので、抗アレルギー薬などでコントロールするのが一番妥当だと思われます。また、5月~8月頃にかけて、目のかゆみやくしゃみ、鼻水など、花粉症の症状が出たら、その原因は「草本花粉」かもしれません。 草本花粉とは、イネ科やキク科等のいわゆる雑草の花粉です。
これらの草本植物は丈が低く、スギやヒノキなどように高い木から風にのって数10kmも飛散することはありませんが、逆にどこにでもある雑草であることから、日常生活の中で気づかぬうちに症状が出てしまうことがあります。尚、1年を通じて鼻アレルギーがある方の場合は、抗原はダニの死骸などを含めハウスダストだったりすることも多いので、気になる症状などがあれば、ぜひ一度ご相談にお越し下さい。
蕁麻疹について
蕁麻疹は、たいてい体調不良の時に起こることが多く、蚊に刺されたように湿疹が出来ることが多く見られます。
薬を服用すると3~4日でほぼ治りますが、接触性皮膚炎として金属アレルギー、シャンプーや洗剤、染料で皮膚炎が起こることもあります。また、薬疹(薬によるもの)も時に見られますので、その時はどの薬でアレルギーが発生したかを覚えておかれると良いでしょう。
一口にアレルギー反応と言っても様々で、蕁麻疹などの発疹からアナフィラキシーショックといって呼吸困難、口唇の腫れ、顔面の腫れ等のひどい症状をきたすものまであります。
薬を服用すると3~4日でほぼ治りますが、接触性皮膚炎として金属アレルギー、シャンプーや洗剤、染料で皮膚炎が起こることもあります。また、薬疹(薬によるもの)も時に見られますので、その時はどの薬でアレルギーが発生したかを覚えておかれると良いでしょう。
一口にアレルギー反応と言っても様々で、蕁麻疹などの発疹からアナフィラキシーショックといって呼吸困難、口唇の腫れ、顔面の腫れ等のひどい症状をきたすものまであります。
当院で行なっているアレルギー検査と治療のご紹介
プリックテスト
当院ではこの即時型アレルギーに対し「プリックテスト」という検査を行い、アレルゲンを特定します。 赤ちゃんでも簡単にできる検査で、その安全性や有効性・簡便さから欧米では高く推奨されています。
★テスト方法
アレルギーの原因として疑われるアレルゲンエキス(スギ、ダニ、ハウスダスト、卵白、イヌ・ネコなど)を1滴前腕にのせた後、専用の器具で小さな傷をつけ、15分後に皮膚に膨隆疹が出現するかを観察します。
血液検査と比較し痛みも少なく、15分で判定が可能です。
診察・検査の相談を希望される方は、予約サイトの「アレルギー検査・相談」でご予約をお取りください。
※アレルギーの薬を飲んでいる方は当日検査ができない場合がございますので、お電話にてご相談ください。
血液検査
複数の項目について調べることが可能ですので、アレルギーの原因がはっきりしない方の原因を探るのにも役立ちます。
結果がわかるまでに、1週間程度いただいております。
舌下免疫療法
アレルゲン免疫療法は、アレルギーの原因物質「アレルゲン」を少量ずつ投与することで体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を緩和することを目的とする治療法です。
スギ花粉については錠剤が開発され、1日1回 舌の下に1分間置くことでアレルゲンを投与することができるようになりました。少量から服用を始め、その後決められた一定量を継続して服用します。
約7~8割の方で効果が期待できますので、アレルギー症状にお悩みの方には特にお勧めの治療法です。
・ 対象年齢は5歳以上で、保険適応での治療が可能です。
アレルゲン免疫療法は確実に効果を得るためには長く続ける必要がありますが、舌下免疫療法のおかげで簡便になりました。
花粉症でお悩みのある方は、ご相談ください。
>>舌下免疫療法参考サイト