アレルギー診療・検査
喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、花粉症、アレルギー性鼻炎や結膜炎、じんましん、湿疹などのお子様の症状を拝見しております。必要に応じて検査も行なっておりますので、ご心配なことがあればまずはご相談下さい。
アレルギーについて
アレルギーとは、体内に入った異物に対して、それを排除しようとする免疫反応が過剰に起こった状態を言います。
人間の体には、もともと体に入ってくる異物(抗原)に対して、それを異物と認識して退治しようとする機能が備わっており、これを免疫と言います。
免疫があるからこそ、人間は病原菌を退治し、健康を維持することができるのです。
しかし、日常生活で避けることが難しいありふれた抗原(=アレルゲン)に対して、不必要に不快な結果をもたらす免疫応答が起こる場合には、これをアレルギーと呼び、具体的には粘膜や皮膚の腫れや、かゆみ、咳くしゃみなどの症状が起こります。

アレルギー反応は、体内に抗体が形成されてはじめて発生しますので、抗原との二回目以降の接触で起こります。例えば、スズメバチにさされた場合、一度目は大事に至らなかったものが、二度目には激しいアレルギー反応でショック症状(アナフィラキシー ショックといいます)が起こり、死に至ることさえあります。また、アレルギー反応が原因の病気には、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、花粉症などがあります。
喘息を代表とするアレルギー疾患
ただし喘息治療の根本は、症状が出た時だけ喘息発作を抑えるということではなく、常日頃からコントロールしていくことが重要です。
花粉症・じんましん

薬を服用すると3~4日でほぼ治りますが、接触性皮膚炎として金属アレルギー、シャンプーや洗剤、染料で皮膚炎が起こることもあります。また、薬疹(薬によるもの)も時に見られますので、その時はどの薬でアレルギーが発生したかを覚えておかれると良いでしょう。
一口にアレルギー反応と言っても様々で、蕁麻疹などの発疹からアナフィラキシーショックといって呼吸困難、口唇の腫れ、顔面の腫れ等のひどい症状をきたすものまであります。
当院で行なっているアレルギー検査と治療のご紹介
プリックテスト
食べ物などを摂取した後に起こる、蕁麻疹や口腔アレルギー、アナフィラキシーショックなどを即時型アレルギーといいます。
当院ではこの即時型アレルギーに対し「プリックテスト」という検査を行い、アレルゲンを特定します。 赤ちゃんでも簡単にできる検査ですのでご安心下さい。
血液検査
血液を採取してのアレルギー検査(IgE抗体検査)を行なっております。
複数の項目について調べることが可能ですので、アレルギーの原因がはっきりしない方の原因を探るのにも役立ちます。
結果がわかるまでに、1週間程度いただいております。
舌下免疫療法
当院では、スギ花粉症の治療として「シダキュア」での舌下アレルゲン免疫療法を行なっております。
アレルゲン免疫療法は、アレルギーの原因物質「アレルゲン」を少量ずつ投与することで体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を緩和することを目的とする治療法です。
スギ花粉については錠剤が開発され、1日1回 舌の下に1分間置くことでアレルゲンを投与することができるようになりました。少量から服用を始め、その後決められた一定量を継続して服用します。
アレルゲン免疫療法は確実に効果を得るためには長く続ける必要がありますが、舌下免疫療法のおかげで簡便になりました。
花粉症でお悩みのある方は、ご相談ください。